和牛の中で飼育数が最も少ない無角和種の話

投稿者: | 2017年7月6日

最近、和牛の通販が増えていますね。和牛と言えば、黒毛和種が最も多く飼育され、神戸牛などは世界的にも有名ですが、4種類ある和牛の中でも、最も飼育数が少ないものを「無角和種」と呼びます。山口県にある阿武郡で育てられている牛種で、古い歴史を持ちます。「アバディーンアンガス種」というヨーロッパで人気の牛種と黒毛和種を交配させて、現在においても引き継がれています。

無角和種の毛色は黒色です。黒毛和種は比較的褐色を帯びていますので、無角和種が最も黒色の和牛ということになります。鼻と蹄も全て黒色です。角がないだけで、外見はほとんど黒毛和種と変わりありません。体格は小型に分類されます。そして短足のイメージがあります。

無角和種は、成長が早いということと肉量が多いという特徴もあって、かつては人気の牛種でした。しかし飼育数は年々減少傾向にあります。以前は1万頭もの無角和種が飼育されていたようですが、現在では最盛期の4分の1程度になっています。その大きな原因は、外国から安価な牛肉が輸入されたことのようです。肉質が落ちたということはありません。

このままでは絶滅の恐れがあり、山口県では繁殖センターを設立して、無角和種の飼育数を増加させる活動が開始されています。